「よし、またやり直そう!」
夏休みに気が緩んで、体重が少し戻ってしまった。
数字を見たときは、やっぱりショックだった。
あのまま順調にいけば……なんて思っても、過ぎたことは変えられない。
でも、落ち込んで立ち止まっていたら、何も始まらない。
一度つかんだ感覚だから、行動を再開すればすぐに戻ってくると信じたい。
やることはわかってる。あとはもう一度、淡々と積み重ねていくだけ。
9月はマイナス2kgを目標に、気持ちを切り替えて立て直すことにした。
食べない時間が、体を切り替えてくれる
再スタートに合わせて、新しい方法をひとつ試してみることにした。
今回は「プチ断食」。いわゆる16時間断食だ。
土曜の夜20時以降は食べず、日曜の昼12時までは水だけで過ごす。
「ちょっと新しいこと、試してみようと思ってるんだ」
「いいですね。次の打ち手を考えるのは、“ちゃんとやろうとしている証拠”です」
「今回はプチ断食。16時間くらい空けるやつ、やってみる」
「体のエネルギー切り替えスイッチが入りやすくなる時間帯ですね。週1でも充分効果が出ますよ」
人の体は、食事から得たエネルギーをまず使い、それがなくなってくると
自然と体内に蓄えたエネルギー(脂肪など)を使い始める。
この切り替えは、食べない時間が10〜16時間ほど続くと起こりやすい。
最初は「朝食を抜くなんて、絶対きついだろうな」と思っていた。
けれど実際にやってみると、空腹感は想像よりも軽かった。
むしろ体が軽くて、頭もスッキリしている気がした。
胃腸を休ませるって、こういう感覚なのかもしれない。
食べるタイミングで選びたくなるもの
プチ断食のあとの食事は、自然と慎重になる。
せっかく頑張ったあとに、適当なものを詰め込むのはもったいない。
最近は、そういうときにBASE FOODを常備している。
栄養バランスが整っていて、パンやクッキーはそのまま食べられる。
とくに断食明けは、ゆっくり噛んで少しずつ食べるにはちょうどいい。
「とりあえずコレを食べておけば安心」という選択肢があるだけで、余計なものに手を伸ばさなくなる。
コンビニに寄ってジャンクフードを買うより、冷蔵庫や引き出しにBASE FOODがあるほうがよっぽど気がラクだ。
しかも、タンパク質やビタミン・ミネラルも一通り入っているから、“体にいいことをした”という満足感も得られる。
それがまた「次も頑張ろう」という気持ちにつながっていた。
数字より嬉しかった言葉
9月の中頃、職場で同僚に言われた。
「やせたよね?」
一瞬、間が空いて、つい笑ってしまった。
自分では夏に増えた分を気にしていたが、周囲から見れば、それでもまだ変化は感じられるらしい。
数字よりも、人の目が変化を素直に映してくれていた。
その一言は、体重計の数字よりもずっと嬉しかった。
その流れで、自分がやっていることを少し話してみた。
「いろんなダイエット法ってあるでしょ?
その中から、自分が“できそう”とか“つらくない”と思ったものを、摂取と消費でひとつずつ選んでやってるだけなんだ。
どちらもそれほど負担じゃない工夫を組み合わせて、カロリー収支を必ずマイナスにするようにしてる」
「ふむふむ」
「そうそう。でも、がちがちに管理すると面倒だから、AIにだいたいで伝えて記録してもらってるんだよ。
ポイントは、摂取の工夫は少なく見積もって、消費の工夫はちょっと多めにやること。これなら必ず赤字になるんだ」
「へー、それなら自分でもできそうだな。やってみようかな」
「いいね。続けやすい方法を選んでいけば、きっと変われると思うよ」
気軽に取り入れられる運動の工夫
続けるコツは、頑張りすぎないこと。
ちょっと体を動かすだけでも「今日もやれた」と思える積み重ねになる。
腹筋ローラーなら5回だけでも十分に効くし、
ヨガマットやバランスボールを広げれば、ストレッチや体幹トレーニングをすぐに始められる。
大事なのは「ゼロにしないこと」。
短い時間でも体を動かせば、それが積み重なってちゃんと結果に返ってくる。
そして、結果がついてきた
9月の終わり。
体重はちょうど2kg減っていた。
夏に増えた分を帳消しにして、さらに少し前へ進めた。
意識して、選んで、重ねたら、ちゃんと変化は起きた。
「やればできる」
いや、「やれば、またできる」
崩れても、戻せる。
積み上げたものが崩れたら、もう一度積み直せばいい。
その自信が、ようやく実感として戻ってきた。
次の一歩に向けて
10月も、目標は同じ。マイナス2kg。
秋は誘惑が多い季節だ。
甘いお菓子も、こってりした料理も、街中にあふれ始める。
まあ、うまくいかない日もあるだろうけど、
またやればいい。そう思えるようになった。
やることはもう決まっている。
あとは、今日できそうなことを、今日の分だけ選ぶだけ。
そんなふうに、10月もやっていこうと思う。